防衛省しっかりしろ
イージス艦「あたご」の衝突事故で、防衛省の体質が問題となっている。
大臣への報告が遅れたこと。
海上保安庁の捜査を待たずに、現場責任者を呼び戻し、事情聴取したこと。
そのために、遭難者を捜索中のヘリコプターを使用したこと。
記者会見での発表が二転三転したこと。
さらに、大臣の出勤が報告後3時間も経った後だったこと。
事故当時、乗組員に飲酒の疑いもあること。
まだまだ、出てきそうだ。
こんな防衛省を見ていると、今から10年前、橋本行革の時、当時の防衛庁が「省」への昇格を目指して、防衛族議員を巻き込んで運動していたことを思い出す。
国家の安全保障を担い、国民の安全と平和を守るための組織が、「名称」などという面子にこだわって暗闘する姿に嫌悪感を覚えた。
「庁」でも「省」でもいいじゃないか。中味が問題だ。
近隣諸国を刺激してまで、どうして「省」にこだわるのか?
その執念をもっといい事に向けられないのか??
あれから10年が経ち、ほとんど議論も無く、防衛省へ昇格となった。
そんなことに執念を燃やす組織で大丈夫? との悪い予感は的中した。
守屋前事務次官の汚職に続き、今回の事件。
今回明らかになったのは、背広組と制服組との対立。
「局あって省なし」と言われる縦割り組織。
部局間の連携が極めて不十分であることが、今回の情報の二転三転につながっている。
官僚の一番悪い点は、「権限争い」「縄張り争い」だと以前書いた。(2月19日のたたかい日記)
もう組織のことばかり考えるのはやめてほしい。
国民のことばかりを考えて欲しい。
国民の命をあずかる崇高な使命を持った「省」として、誇りを持って働いて欲しい。