麻生総理とオバマ大統領
先日の麻生総理による施政方針演説。
どうしても比べてしまうのは、オバマ大統領の就任演説だ。
「百年に一度の危機」という割には、そんな危機感などまるで感じられない、いつもと変わらない演説だった。
この違いは何か?
麻生総理とオバマ大統領の個人の資質の違いというだけでは済まされない、大きな違いが実はある。
オバマ大統領の演説だって、スピーチライターがいることは有名な話。
(27歳の若者だというから驚きだが。。。)
では、麻生総理のスピーチライターは誰なのか???
実は、ここが一番大きな問題だ。
日本の総理大臣の施政方針演説は、これまでずっと官僚が書いている。
内閣官房という部署が原稿を作成するのだが、この作成方法が問題なのだ。
各省庁に原稿を割り振り、それをつなぎ合わせるだけ。
もちろん、加筆修正はするのだが、その過程において、各省庁同士の猛烈なバトルが繰り広げられる。
各省庁はこの施政方針演説に盛り込まれた政策は、予算化しやすいなどの理由により、何が何でも自分の書いた原稿を残したがる。
内閣官房のスタッフは、各省庁からの出向者で構成されているので、自分の親元(出身省庁)の意向には逆らえない。
だから、あのような、各省庁の政策を並べただけの無味乾燥な演説となってしまう。
このような慣例は、一刻も早くやめるべきだ。
日本のトップリーダーである総理大臣には、自らの言葉で、わが国が進むべきビジョンを語ってもらわなければ困る。
各省庁がやりたいことを全て認めていては、結局何もできない。
いらない政策はばっさり切る。
必要な政策には思いっきり力を入れる。
そんな「選択と集中」を決断することこそ、わが国のトップリーダーである総理がやるべき仕事である。
2009年2月 3日 | Category : たたかい日記
