農相辞任
とうとう太田農相が辞任した。
同時に事務方トップの事務次官も辞任するのは、極めて異例のことだ。
しかし、あと5日で内閣総辞職というときの辞任など、臨時国会での責任回避にしか映らない。
「人体に影響がないことは自信を持って申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない。」
「ギョーザ事件と比べれば60万分の1の量」
「日本は安全なんだけど、消費者、国民がやかましいから徹底していく」
これが、日本の「食」を守る農林水産大臣の言葉か。
「私どもに責任があるとは今の段階では考えていない」
これが、5年間で96回も検査を行いながら、不正転売を見抜けなかった農水省の事務方トップの発言か。
官僚の皆さんには、「国民の安全を守るための唯一の機関」であることの誇りと責任をしっかりともって欲しい。
そのために官僚には強大な権限が与えられているのだから。
今回の問題は、これまでの産地偽装や原材料偽装とは次元が違う。
産地や原材料が違っても、ただちに人体に影響はないだろうが、今回は、明らかに人体に「毒」であるから、規制されているのだ。
それを「大したことない」と言ってしまったら、食品行政そのものの否定である。
また、別な観点であるが、今回の辞任が事故米問題のみで終わっていることも許せない。
太田氏は「事務所費不正疑惑」という政治家としての大きな問題も抱えており、「農相」として辞任すれば済む話ではない。
本来であれば、臨時国会において、当然閣僚としてこの問題の説明責任を問われるはずであった。
太田氏はそのことを恐れて、このタイミングでの辞任に踏み切ったのではないか。
マスコミはこの点をもっと追求して欲しい。
いずれにしても、もう何代の農林水産大臣が途中で交代しているのだろうか。
松岡大臣、赤城大臣、遠藤大臣・・・、そして太田大臣。
わずか2年間で4人もの農水大臣が辞任する。
こんな国が、他の先進国であるだろうか。
もはや政権末期の様相を呈しているのは間違いあるまい。
一日も早く、賢明なる国民の皆様の審判を仰ぎたい。
2008年9月19日 | Category : たたかい日記
