原爆の日
最近の若者は、今日が何の日か知らないらしい。
そう、今日は、広島に原爆が投下された日。
我々がもっとも忘れてはならない日だ。
毎年朝8時から、広島の平和記念公園で行われる式典。
いつもテレビで観ているだけだったが、一度、実際に参列したいとずっと思っていた。
選挙を控え、1分1秒も無駄にできない日々。
でも、今年を逃したら、来年、再来年、参列できる保証はない。
政治を志す者として、一度は必ず参列しなければならないのではないか。
そんな想いもあって、急遽、始発の新幹線に乗り、広島へ向かった。
広島駅には、日本中、いや世界中から、続々と人が集まっていた。
(主催者発表では参列者は5万人だそうだ。)
初めて、「生」で体験する、原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式。
来てよかった!
心からそう思った。
式典に参加し、3つのことに新鮮な驚きを持った。
1つ目は、全国各地の高校生や中学生が集団で参加していること。
夏休み中であるから、修学旅行ではあるまい。
心ある先生方が、心ある生徒を引率して来られたのであろう。
戦争の恐ろしい体験が風化しつつある子どもたちに、この式典を経験させることは素晴らしいことだと思う。
2つ目は、秋葉広島市長の平和宣言。
かなり踏み込んだメッセージを感じた。
特に、
「昨年わが国が国連に提出した核廃絶決議は170カ国が支持し、反対は米国を含む3カ国だけです。今年11月には、人類の生存を最優先する多数派の声に耳を傾ける米国新大統領が誕生することを期待します。」
とのコメントには些か驚いた。
しかし、原爆を投下された国として、このくらいのメッセージは当然ではないか。
原爆投下の過去を単に批判しているのではない。
今なお続く、核兵器の脅威に対する米国の現在の姿勢に、世界唯一の被爆国である日本が毅然とした態度を示すのは、当然のことではないか。
秋葉市長のコメントに対して、福田総理の、何らメッセージを感じない、当たり障りの無いコメントにはがっかりした。
世界中が注目している式典である。
ここで、メッセージを出さずに、一体どうするのか。
3つ目は、改めて知る核兵器の恐ろしさだ。
何年ぶりかで平和記念資料館を覗いてみた。
やはり、8月6日だから、だろうか。
今までは何気なく見過ごしてしまった資料をすみずみまで観て回った。
現在の核兵器1個は、広島の原爆の3000倍の威力を持ち、世界中の核兵器を合わせると、なんと広島の原爆130万個分になることを皆さんはご存知だろうか?
現在の核兵器1個は、第二次世界大戦で使われた全ての兵器の17倍もの威力を持つことを皆さんはご存知だろうか?
こういう知識は、当然、我々日本国民は共有しなければいけないのではないか。
我々が熟知した上で、世界中の人々に伝えて歩かなければいけないのではないか。
8月6日。
政治を志す者として、今日この日の想いを決して忘れてはならないし、自分がこれからやろうとする仕事の責任の重さを改めて痛感する一日となった。
2008年8月 6日 | Category : たたかい日記
