岡山県1区衆議院選挙擁立決定|高井たかし
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憲法記念日に思う

今日は憲法記念日。

 

NHKの2つの番組を見て、大いに考えさせられた。

 

一つは1年前のNHK特集の再放送で、日本国憲法の制定過程を詳細にリポートしたドキュメンタリー作品で、大変好評であった秀作である。

 

「日本国憲法は戦勝国からの押しつけだ」と主張する人たちに対して、日本国憲法は、日本政府としても十分な審議を尽くしており、修正すべき点も修正した上で、これを受け入れたのだ、という事実を客観的に検証した番組だ。

 

もう一つの番組は、本日午前中のNHK特集で、今話題の「衆議院での3分の2再議決の規定」に関する番組である。

 

政治家は登場せず、学者や言論人による討論形式であったが、私が最近考えていたこととほぼ一致する内容であり、まさに「我が意を得たり」の心境である。

 

内容を要約するとこうだ。

 

憲法に規定する「3分の2」は、今のような政治状態を想定したものではない。

憲法が想定しているのは、解散のない参議院の決定があまりにも直近の民意とかけ離れてしまった場合に、民意を反映させるために、衆議院において与野党とも賛成できるような絶対的多数状態(3分の2以上)となりうる場合に限り、衆議院の議決を優先させるというものだ。

 

つまり、直近の民意と実際の政策が一致しない事態を避けるための方策なのだ。

 

ところが、今の「3分の2」規定の使い方は全く逆である。

今回衆議院が出した結論は、直近の民意ではない(世論調査では、国民の7割が反対している)。

また、現在の衆議院の議席は、2年半以上前の選挙、しかも「郵政選挙」「小泉劇場」といわれた特殊な環境の下で行われた選挙の結果であり、直近の民意を反映した結果とはいえない。

 

「憲法に定められたルールに則り議決しただけだ」と与党の皆さんは言うが、ルールを使う際には、ルールが定められた趣旨を斟酌しなければならないはずだ。

 

ルールが想定していない使い方をすることは、ルールの乱用であり、権力の濫用であると言わざるを得ない。

 

皆さんは、どう思われますか?

 

岡山県1区衆議院選挙擁立決定|高井たかし