こんな政治家はもういらない
4月からスタートした後期高齢者医療制度。
世間の評判はすこぶる悪い。
問題点はいくつも指摘されているが、私が特に問題だと思うのは、以下の点だ。
①医療保険は世代間でバランスの取れた負担が原則なのに、この制度は75歳以上の高齢者を別枠としたために、75歳以上の負担が急激に増える仕組みである。
②高齢者の医療費削減の意図がミエミエであり、「お金がかかるから長生きするな」と言っているに等しい、まさに「姥捨て山」と同じ発想。(特に、終末期医療制度は、人の「死」をあまりにも軽く考えすぎ。)
③「7~8割の高齢者の負担が現在より軽くなる」などというウソを閣僚が発言。厚生労働省は推計も行っていない。また将来的には確実に負担が増えるのにその説明が十分されていない。
④与党はすぐに「財源は?」と聞くが、財源は医療のみで考える話ではない。特別会計も含めた「税金の使い方」全体で議論すべき問題である。(詳細は後日の日記でご説明します)
このような「世界に例を見ない」「血も涙も無い」制度がなぜ始まってしまったのか?
この制度を考えたのは官僚だ。
しかし、「官僚が悪い」とばかりは言えない。
官僚には国民の皆さん一人ひとりの悲痛な声などわかるはずもない。
官僚は霞ヶ関の机の上で政策を考えるのが仕事なのだから。
悪いのは、官僚の案をそのまま鵜呑みにする政治家である。
政治家は、官僚とは違い、国民の皆さん一人ひとりの声を聞きうる立場にある。
そしてその声を政策に反映させるのは政治家の仕事だ。
官僚が民意に沿わない案を作ってきたら、しっかりと国民の視点でこれを修正し、より国民の皆さんが納得できる案に仕上げていくのが政治家の仕事だ。
しかし、今の政治家はその仕事をしているだろうか?
官僚の書いたシナリオをただ読みあげているだけではないか?
官僚の敷いたレールの上をただ歩いているだけではないか??
その証拠に、この制度に賛成したはずの与党の政治家から、制度見直しの声が相次いでいる。
「こんな制度とは知らなかった。知っていれば反対していた。」
そんなことを今更言われても。。。
あなた達が、ろくに勉強もせずに賛成したのではないのか。
そんな政治家はもういらない。
官僚のいいなりの政治家にはもうご退場願おう。