国民の声を勘違いするな
衆議院予算委員会の地方公聴会が宮崎と水戸で行われた。
宮崎の出席者は、市長、商工会議所会頭、トラック協会会長、医療法人理事長の4名。水戸も茨城県知事をはじめ同じような顔ぶれだ。
果たしてこの人達が、国民の声、地方の声を代弁しているのだろうか?
確かに知事や市長は県民・市民の代表者である。
しかし、同時に与党に応援してもらって当選している政治家でもある。
その他のメンバーも、いずれも与党の支持基盤と言われる団体の長だ。
政治家が、真の国民の声を聞く機会はあるのだろうか?
今、ポスターを貼るために一軒一軒、飛び込みで訪問している。
普通に生活していては想像もできなかった生活を送っている人々がたくさんいる。
わずかな年金しか収入のない老夫婦。
生活保護を受けている母子家庭。
いくら努力しても苦しい生活を余儀なくされている方々がたくさんいる。
そういう人達が、今、どんな思いで毎日を送っているのか。
そういう声に耳を傾けるのが政治ではないか。
75歳以上の高齢者に新たに医療費の負担を求める後期高齢者医療制度。
これに対して、今、高齢者の皆さんがどれだけ怒っているか、ご存知だろうか。
連合岡山の高齢・退職者連盟は、157万名の署名を集めたそうだ。
いつもの署名に比べて、格段に集めやすかったそうだ。
それだけ、皆、怒っているのだ。
確かに医療をはじめとする社会保障費は増加の一途をたどり、破綻寸前だ。
しかし、だからといって、道路特定財源をはじめとする数々の税金のムダづかいをそのままにして、弱い立場の方から、真っ先に財源を求めるのは、見当違いだ。
政治家は、国民の声に耳を傾けることに、もっと努力して欲しい。
形だけ国民の声を聞くような公聴会であれば、開かないほうがいい。
国民の声を勘違いするよりは、何もしないほうがましだ。