母
今年に入ってから、母が単身、岡山へ来てくれている。
東京で仕事をしている父を残して。
我が家は、父のわがままで、転勤族なのに単身赴任をしたことがなく、子どもの頃、私と弟は常に転校を繰り返していた。
そんな我が家も、私のせいで、ついに単身赴任となってしまった。
この歳になって母と二人暮らしするとは思わなかったが、毎日の生活の面倒をみてもらい感謝している。
また、毎日事務所へ顔出し、私の代わりに地元町内会や商店街などを歩いてくれている。
今日は、はじめて朝街宣にも付き合ってもらった。
朝7時半から妹尾駅で、スタッフの玉田と二人でチラシを配ってもらった。
この母のチラシ配りが、何ともいえない「いい味」を出している。
素人丸出しのぎこちないチラシ配りなのだが、「受け取って欲しい」というオーラが全身から出ていて、道行く皆さんは、「受け取らなければわるい」、そんな気持ちになるのだろう。
皆さん、おそるおそる受け取ってくれる。
「寒いですねえ。」「母なんです。」「宜しくお願いします。」
そんな言葉をかけながら、必死にチラシを配る姿を見て、目頭が熱くなりながらの演説だった。
「必ず勝たなければならない」
強くそう思った朝だった。