岡山県1区衆議院選挙擁立決定|高井たかし
HOMEたたかい日記 >NHKスペシャル

NHKスペシャル

またしてもご無沙汰してしまいました。

政治の世界に「一段落」という言葉はないようで、夏の参議院選挙を控え、多忙な日々を過ごしております。

今日は、数日前に放送された、NHKスペシャル「岡山市の行財政改革」について感想を述べたいと思います。

放送の前後、私のところへもたくさんの意見や質問が寄せられました。
夕張市の放送の次の日ということもあり、市民の皆さんには、「夕張市の財政破綻は決して他人事ではないのだ」という意識を持っていただくことができ、良かったのではないでしょうか。

翌々日に、「VISION岡山」の瀬戸内海経済レポート社から電話で取材がありました。
正直に思うまま答えたのですが、記事になるとは思わず、ちょっとびっくりしました。(5月28日号の6ページに、萩原前市長や安宅元市長とともに、私のコメントが載っています。)

お答えしたのは、以下のような感想です。

まずは、市民を巻き込みながら、一生懸命行革に取り組む市職員に敬意を表したい。
特に行政改革室長の改革への意欲を見て、「ああ、こんな職員の方もいるんだ」と嬉しくなりました。
一方で、区画整理を予定通り進めようとする都市整備局の思いも身に染みてよく分かります。

役人であれ、民間企業人であれ、大組織になればなるほど、組織に帰属してしまったら、組織の論理に染まってしまうのです。
それは必ずしも悪いことばかりではありません。
それぞれの持ち場の任務を、責任を持って果たす、それの積み重ねが市民の幸せにつながるのですから。

しかし、もう一段、大所高所に立った判断をする人が必要です。
どの事業だって市民にとって大切だけれども、今、どの事業を優先するのか、そのためにはどの事業をやめなければならないのか。

この判断を下すことができるのは、リーダーである市長をおいていません。
そしてこのリーダーシップを支えるスタッフが十分な能力と権限を持たなければなりません。
改革の成功の鍵は、このリーダーシップを十分に発揮できること。
そのためには、トップの市長の情熱と知識、そしてスタッフの強化です。

私は、今の岡山市の改革ではまだまだ不十分だと感じています。
いくら市長に熱意があったとしても、行政改革室の10人足らずのスタッフで改革はできません。
各業務に精通した精鋭、そして改革の意欲に燃える職員を数十名集め、事務事業の見直しを各課にやらせるのではなく、彼ら自身がゼロベースで見直すことが必要です。

そして何より、市長が最後に行政改革室から報告を受けるのではなく、最初から陣頭指揮を取り、方針を示すことが必要です。時には、自らが各局からヒアリングを行ったり、行政改革室メンバーと夜を徹して議論する、そういう時間を作ることも大切でしょう。

昨年度の改革は、総額7000億円の借金に対して、わずかに5億円の削減にとどまりました。
この程度の改革はどの自治体でも行っています。
私が務めていた岡山県庁でも、岡山市の事務事業の見直しと同様の取組みは数年前から行ってきました。

この結果に対して高谷市長は満足せず、5年間で700億円の削減を指示しました。
これを本当に成し遂げることができれば、高谷市長の公約は本物です。
しかし、これを中途半端に、パフォーマンスのみで終わらせるようなことがあれば、見過ごすわけには参りません。

岡山県1区衆議院選挙擁立決定|高井たかし